脇汗を止める成分とは?制汗作用のある5つがコレ

脇の下にデオドラントを塗る女性

 

気温や湿度が上昇する季節になると、気になってくるのが脇汗です。

 

衣服が濡れるのはあまり格好いいものではありませんし、臭いがついてしまうこともあるでしょう。どのようにすれば脇汗を止めることができるのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

そんなあなたに、脇汗を減らせる成分にはどのようなものがあるかについて、簡単に説明していきましょう。

 

脇汗を抑える方法!おすすめの3アイテムはコレ!

 

1.塩化アルミニウム

市販の制汗剤によく含まれているのが、塩化アルミニウムです。

 

脇の下に塗布することにより脇汗を止めることができます。では、どのようなメカニズムで汗を止めているのかというと、実は塩化アルミニウムが汗腺の出口を塞いでいるのです。

 

つまり、汗の出口を塞いでしまえば量を減らせるというわけで、かなり乱暴な方法といっていいかもしれません。
当然のことながら、こうした方法では無理が生じます。汗そのものの分泌量を減らしているわけではありませんので、汗腺に汗がたまってしまい、水ぶくれのような状態になる可能性があります。

 

また、汗の成分と塩化アルミニウムが反応して塩酸を生成し、肌荒れの原因になってしまうのも問題点です。

 

一般的な制汗剤に含まれていますので、入手は簡単ですし、コストもそれほどではありません。しかし、上記の問題から、常用は避けた方がいいかもしれません。

 

2.パラフェノールスルホン酸亜鉛

わきがクリームなどに含まれている制汗成分が、このパラフェノールスルホン酸亜鉛です。

 

汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、このうちアポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質が含まれています。

 

パラフェノールスルホン酸亜鉛はアポクリン腺の汗に含まれるタンパク質と反応し、汗腺の出口を塞いでくれるのです。

 

塩化アルミニウムのように化学物質そのものが汗腺をふさぐわけではありませんので、肌荒れが生じにくいというメリットはありますが、無理矢理汗腺を塞ぐという点では大差ありませんので、汗腺に汗がたまるという問題はクリアできていません。

 

また、アポクリン腺は脇の下など特定の部位にしかありませんので、脇汗には有効でも、それ以外の場所に有効とはいえないのも問題といっていいかもしれません。

 

また、塩化アルミニウムに比べてコストがかかるのも問題点です。

 

3.ミョウバン

ミョウバンの正式名称は、硝酸カリウムアルミニウムとも呼ばれています。

 

ミョウバンは古代ローマの時代から制汗剤として使用されているため、脇汗にも効果があるといわれています。実際、ミョウバンには殺菌効果があることが確認されています。

 

汗の臭いは、汗そのものに臭いの成分が含まれているのではなく、汗によって繁殖する細菌が原因です。殺菌効果によって臭いを抑えることについては期待していいでしょう。

 

入手が簡単で、コスト面でも問題はありません。塩化アルミニウムのような副作用がないのもメリットです。

 

ただ、肝心の制汗剤としての効果については、科学的な裏付けがないという問題点があります。

 

臭いが減少するため、汗そのものも減っているように見えているのではないかという点は否定できません。

 

制汗効果があったとしても、塩化アルミニウムほどではないという報告があるのは気がかりです。

 

4.ボトックス(ボツリヌス菌)

ここから先は医療機関によって処方されるものですので、お手軽ではありませんし、それなりのコストがかかってしまうというデメリットがあります。それを承知の上でお読みください。

 

ボトックスとはボツリヌス菌から抽出された成分で、神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑える効果があります。

 

アセチルコリンとは交感神経が興奮することによって分泌されるもので、汗腺に働きかけて汗を分泌させます。

 

ボトックスを脇の下に注射することでアセチルコリンの働きを局所的に抑え、汗の量を減らすのです。上記の方法と違い、効果がある程度持続するメリットがあります。

 

デメリットは医療機関でなければ処方できないことに加え、腕の倦怠感やしびれといった副作用が確認されていること、効果に個人差があることなどがあります。

 

5.プロバンサイン

ボトックスが脇の下に注射するのに対し、プロバンサインは内服薬です。こちらもアセチルコリンの働きを抑えるものです。

 

ボトックスと違って内服薬のため、注射による痛みとは無縁ですし、脇汗だけではなく全身に効果が及ぶというのが特徴です。

 

ボトックスと違う点は、医療機関によって処方してもらう他に、個人での輸入が可能なことです。

 

ただ、眠気や便秘、排尿障害などの副作用があります。また、全身の発汗を抑えてしまいますので、体温調整機能が低下し、熱中症になりやすくなってしまうことも知られています。

 

こうしたことを考えると、個人での購入はリスクが高いといっていいでしょう。

 

副作用が起きたときにも適切に対応してもらえるよう、医療機関に処方してもらいましょう。

 

脇汗を止める成分で主なものは、上記の通りです。いずれも一長一短ありますので、あなたの汗の状態に応じて、どの成分を使用するかを選択するのがいいのではないでしょうか。

 

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